東京駅から徒歩3分という好立地にある東京ステーションホテル。
都会の真ん中に位置しながら、開業100年を超える伝統を誇る一面も持っています。
そんな東京ステーションホテルの中のバーで1人1万円以下でドリンクを何杯も楽しめる驚きのプランがあります。
その名も“WAIWAIプラン”。
この記事では、実際に東京ステーションホテルのバー「カメリア」の“WAIWAIプラン”を楽しんだ中山夫婦がメニューの詳細や雰囲気、ドレスコードを解説します。
今まで10回は東京ステーションホテルに宿泊し、15回は利用している東京ステーションホテル大好き夫婦がレポートするので、最後まで読んでみてください。
このプランを知って大切な人とのひとときに利用すれば、センスがいいと思われること請け合いです。
【ディナー限定】フリーフローを愉しむ “WAIWAIプラン”
東京ステーションホテルのバー、カメリアは、東京駅から徒歩5分もかからない立地にありながら、おしゃれにドリンクを楽しめるので、デートにもおすすめです。
“WAIWAIプラン”は、夕方から夜にかけての早い時間にグラスを傾けることができるので、ゆっくりと語らいたい人とのデートや女子会にぴったり。
センスがいい、と思ってもらえるでしょう。
バー「カメリア」へのアクセス
カメリアへのアクセスは、少し特殊です。
東京駅丸の内南口改札を出て、左手に見える、「宴会&レストラン エントランス」から南エレベーターで2階に上がります。
東京ステーションホテルのメインエントランスからは入れないので注意が必要です。
慣れないと、ついメインエントランスに行ってしまうので注意!
入店時間
入店時間は17:00~19:00。
2軒目に入るには間に合わない時間ですが、夕方のディナータイムに静かにグラスを傾けることができる時間設定です。
2時間制なので、入店して2時間ゆったりと楽しんだ後、サッと退店もできます。
スマートにバーを楽しみたい人にはまさにぴったり。
シックな雰囲気や美味しいドリンクをゆったりと味わうためにも、なるべく空いてる時間に予約をして入店するのが吉。
中山夫婦は17:00に入店。
17:00に入店したら、一人先に座っていましたが、空いていました。
店内も落ち着いていて、バーテンダーさんにオーダーや質問をしやすい雰囲気でした。
18:00を過ぎると3組入ってきて、女子会と思しきグループだったこともあり、少し賑やかに。
18時以降はバーテンダーさんも忙しくなるので、17:00入店がおすすめです。
料金
料金は7,000円 (消費税・サービス料込)です。
1万円以下で、東京ステーションホテル自慢のお酒をはじめとしたドリンクを何杯でも楽しめるので、お得なプラン。
東京ステーションホテルのシックなバーでおしゃれなひとときを楽しむことができてこの料金は良心的です。
良心的な価格設定なのに、東京ステーションホテルの一流のおもてなしを受けられるのでコストパフォーマンスも抜群。
まさか、東京ステーションホテルで飲み放題が1万円以下で楽しめるとは思いませんでした。
気になるドレスコード
東京ステーションホテルの公式ホームページを見ても、カメリアのドレスコードは特に記載がなく、定められていません。
しかし、東京ステーションホテルは開業100年を超える伝統ある高級ホテル。
その中のバーである「カメリア」もシックな内装であるため、きちんとした印象を持たれるような装いの方が、カメリアの雰囲気に馴染むでしょう。
過度にカジュアルな格好、過度な露出は控えた方が無難です。
れいはスーツを、私は紺色のワンピースを着てカメリアに行きました。
【ディナー限定】フリーフローを愉しむ “WAIWAIプラン”をレポート
実際にバー「カメリア」でドリンクとお料理を楽しんだ中山夫婦が、“WAIWAIプラン”の詳細をレポートします。
メニューの詳細
メニュー構成は、以下の通り。
以下の7種類から1種類選びます。
<冷前菜> |
1・ASC認証スモークサーモンとオニオンルージュのサラダ |
2・シーザーサラダ |
3・ナッツ取り合わせ |
4・彩りプチトマトのカプレーゼ オイルサーディンとオリーブ添え |
5・チーズ&クラッカー |
6・スモールミックスサンドウィッチ |
7・小海老のトリュフ風味ソース和え |
以下の3種類から1種類選びます。
<温前菜> |
8・トリュフ香るポテトフリット |
9・チキンフリット&ポテト |
10・5種のボイルソーセージ |
コーヒーか紅茶を選ぶことができます。
<食後> |
デザート |
コーヒーまたは紅茶 1杯 |
フリーフローのドリンクでは、ノンアルコールのカクテルも提供しているのが嬉しいポイント。
お酒が苦手な人も一緒にバーの雰囲気を楽しむことができます。
ちなみに、中山夫婦は2人ともお酒が飲めないため、終始ノンアルコールカクテルをオーダーしていましたが、バーの雰囲気を楽しめました。
2人ともお酒を飲めないから、バーから嫌がられるかと不安でしたが、あたたかくおもてなしをしてもらいました。
料理とお酒を楽しんだ後に、〆のデザートまでついてきます。
デザートに合わせて、コーヒーか紅茶を選べるのも嬉しいですよね。
ここまで至れり尽くせりなのに、料金は1人1万円以下です!
冷前菜
れいは、彩りプチトマトのカプレーゼ オイルサーディンとオリーブ添えを、ゆうは、ASC認証スモークサーモンとオニオンルージュのサラダを頼みました。
カプレーゼはクセがなく食べやすいチーズに、色とりどりのトマトが合わせられています。
オイルサーディンはしっかりとした食感のいわしで、魚の旨味を感じることができました。
スモークサーモンのサラダは、シャキシャキとみずみずしい野菜に和風ドレッシングが合わせられていました。
しその風味がさっぱりとしていて、意外にもスモークサーモンによく合います。
チーズはあまり得意ではないけれど、東京ステーションホテルのチーズなら食べられる不思議。
それだけ美味しいチーズです。
温前菜
れいは、チキンフリット&ポテトを、ゆうは、5種のボイルソーセージをオーダー。
チキンフリットは、しっかりとした肉質の鶏肉がカラッと軽い衣で揚げられていました。
ポテトのホクホクさと塩加減が、じゃがいもの旨味や甘味を最大限引き出していて、手が止まらない美味しさです。
5種のソーセージはそれぞれ違った味わいが楽しく、なかなかのボリュームでしたが飽きずに食べられました。
特に、ハーブが練り込まれたソーセージと、辛口なソーセージが美味しかったです。
ソーセージも長いものが5本、ポテトも写真通りの量なので、1品しか選べなくてもお腹がしっかり満たされます。
フリーフロードリンク
ノンアルコールのカクテルは、
- サラトガクーラー
- シャーリーテンプル
の2種類。
サラトガクーラーは、ジンジャーエールにライムジュース、シュガーシロップを合わせたもの、シャーリーテンプルは、ジンジャーエールにレモンジュース、グレナデンシロップを合わせたものだそうです。
どちらも柑橘の酸味でさっぱりと飲むことができるノンアルコールカクテルでした。
炭酸が入っている飲み物なので、予想以上にお腹が膨れます。
実際、料理と合わせてお腹がいっぱいになってしまって、何杯もは飲めなかったので、要注意です。
ポテトも相まって炭酸でお腹いっぱいに。
朝食付きのプランの場合、アトリウムでもオーガニックアップルジュースやオレンジジュースが提供されるため、ノンアルカクテルを優先的に飲むべし。
デザート
デザートはカメリア特製のカスタードプリン。
結婚記念日のお祝いも兼ねていたので、アニバーサリーのプレートを付けてくれました。
秋だったので、ぶどうが盛りつけられていて、季節感と旬を大切にしていることが伝わります。
プリンは濃厚でなめらかにとろける味わい。
ほろ苦いカラメルとのマリアージュがたまりません。
たまごの風味が濃厚。それに負けないバニラビーンズ。
風味も食感もリッチなプリンです。
コーヒーまたは紅茶
最後にコーヒーか紅茶を選ぶことができます。
運ばれてきたコーヒーと紅茶を見ると見たことがないカップに淹れられていました。
聞くと、今年から使っているとのことで、カメリアの意匠をデザインした手作りのカップとソーサーだそう。
東京都江戸川区の作家さんが一点一点手作り。
その温もりが手になじみます。
色は赤、黄、青の3種類、どの色が来るかはお楽しみです。
温かな手触りが印象的。
ぽってりとした風合いですが、飲み口は薄いので口当たりもよく、飲みやすかったです。
東京ステーションホテルを包むホスピタリティ
カメリアでも、東京ステーションホテルのホスピタリティは健在。
数々の温かいおもてなしで、お腹も心も満たされました。
飲めなくてもお祝い気分に
今回は、結婚記念日のお祝いも兼ねていました。
お酒が全く飲めない中山夫婦でしたが、バーテンダーさんが、最初の一杯としてジンジャーエールをシャンパングラスに注いでくれました。
おかげで、お酒が飲めなくても特別なお祝いの席に。
格好だけでもお祝いらしい雰囲気になったので、この心遣いは嬉しかったです。
乾杯からノンアルコールを頼むのはマズいかな、と緊張していたのですが、この心遣いで緊張がほぐれました。
取り皿の配慮
2人で違うメニューを頼んだのですが、料理が提供されるときに、2人でシェアできるように取り皿を出してくれました。
また、冷前菜と温前菜で取り皿を交換してくれたので、味や料理が混ざることなくシェアを楽しめました。
何となく、カウンターで勝手に料理をシェアするのも……と躊躇していたのですが、バーテンダーさんが気を遣ってくれたので堂々とシェアできました。
アレルギー、苦手なものの確認
アレルギーや苦手なものは予約するときに申告してあるのですが、当日改めて確認をしてくれて、食べられないかもしれないメニューを事前に教えてくれました。
除けるものはなるべく除く、別のものに差し替えるという配慮があり、安心して食事を楽しめます。
アレルギーを持っているので、確認を念入りにしてくれるのは本当に安心します。
カメリアについてのプチ情報の紹介
バーテンダーさんの手が空いているときに、気になったことをいくつか質問してみました。
バーカウンターに掲げられている「STATION HOTEL」のレリーフは、カメリア開業当初のもの。
磨くと当時からの風合いが変わってしまうため、磨かず手を入れずに新しいカメリアへ移動させたそうです。
また、お願いすると、メニューに載っていないオリジナルカクテルも可能な限り作ってくれるそう。
実際に、「緑色のノンアルコールカクテルを作ってください」というオーダーにも応えたとのこと。
レジの上に掛けられたビーフシチューの絵はお客さんが描いたものなのだとか。
おしゃれでカメリアの雰囲気にぴったり。
カメリア伝統のビーフシチューから立ち上る湯気まで描いたような作品でした。
お客さんのオーダーに対してとっさに機転を利かせるのは本当にすごい!
まとめ
東京ステーションホテルのバー、カメリアでのフリーフロープラン、“WAIWAIプラン”を紹介しました。
カメリアはうるさすぎず静かすぎず、といった雰囲気なので和やかに親密に会話をすることができます。
バーの雰囲気や景観を味わいたい人はカウンターがおすすめ。
カメリアやお酒についてのお話も聞くことができるので、中山夫婦としてはぜひカウンターに座ってほしいところ。
デートにも女子会にも対応できるプラン、“WAIWAIプラン”はからお得に予約できます。
スマートに予約をして、シックで上質なひとときを楽しんでください。
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