東京が誇る高級ホテル、東京ステーションホテル。
その伝統は100年以上受け継がれ、今でも多くの人に愛されるホテルです。
東京ステーションホテルは宿泊施設だけでなく、レストランも入っているため、食事だけを楽しむこともできます。
しかし、東京ステーションホテルは1泊でも最低6万円かかるほどの高級ホテル。
その中に入っているレストランはどこも価格が高くて手が出ないのでは、と心配になる人も多いのではないでしょうか?
今回はそのような心配を払拭するほどお手頃な価格で楽しめるイタリアンレストラン、「エノテカノリーオ」を紹介します。
これまでに10回以上東京ステーションホテルに宿泊している中山夫婦が、「エノテカノリーオ」で実際にコースメニューを堪能してきました。
カジュアルなイタリアンを食べられるので、自分へのご褒美にも、女子会にもおすすめなレストランです。
ぜひ最後まで読んでください。
エノテカノリーオは東京ステーションホテルのイタリアンレストラン
エノテカノリーオは、東京ステーションホテルにテナントとして入っているイタリアンレストランです。
エノテカノリーオまでのアクセスと入口
エノテカノリーオまでのアクセスはシンプル。
東京駅丸の内南口の改札を出て正面にあるこの入り口から入れば、道なりにエノテカノリーオまでたどり着けます。
ただ、この入口はそれなりに長い階段を下りることになります。
エレベータを使いたい方は、同じく東京駅丸の内南口の改札を出て、右手にあるホテルの入口から入ってください。
その後、ロビーラウンジの近くにある中央エレベーターから地下一階に降りられます。
地下一階に降りたら、トイレを右手に、廊下に沿って歩けばOK。
途中、松の木のアートワークがあるので、目印にしてください。
ランチで提供されるコースメニューと価格
ランチで提供されるコースは4種類。
コース名 | 価格 | 備考 |
Leggiero -レッジェーロ- | 3,300円 | 平日限定 |
Assaggio -アッサージオ- | 4,400円 | |
Lusso -ルッソ- | 6,100円 | |
Anniversario -アニヴェルサリオ- | 10,000円 | 要事前予約 |
一番高い、Anniversario -アニヴェルサリオ-はお祝い事にぴったりですが、事前の予約が必要なので注意してください。
Leggiero -レッジェーロ-は、東京ステーションホテルの公式サイトには記載がありません。
しかし、予約の時に選べるようになっています。
我々中山夫婦が訪れたときも、このLeggiero -レッジェーロ-を楽しんでいる人が多いように感じました。
平日限定だけど、前菜とパスタ、デザートが楽しめるから、コストパフォーマンスはいいかも!
提供時間
ランチは、11:30~15:00(L.O.14:00)です。
提供に時間がかかるメニューもあるので、余裕をもって入店しましょう。
予約しなくても入店できますが、12:00頃には9割ほど客席が埋まっていたので、予約するのが確実でおすすめです。
予約は東京ステーションホテルの公式サイトでもできますが、
確実に席を確保するためにも是非予約を!
ドレスコードや雰囲気は気取らないカジュアル
店内の雰囲気はおしゃれでありながらも気取らないカジュアルな空気感があります。
東京ステーションホテルには、フレンチレストラン「ブラン・ルージュ」のように、ドレスコードを設けているレストランがあります。
エノテカノリーオのドレスコードについては、東京ステーションホテルとエノテカノリーオの両公式ホームページに記載はありません。
カジュアルなイタリアンレストランなので、そこまでフォーマルな格好でなくても大丈夫です。
しかし、ショートパンツやサンダルといった、過度にカジュアルな服装は避けておいたほうが無難でしょう。
Tシャツ姿の男性もいました。
雰囲気がカジュアルなので、服装もそこまで気にしなくても大丈夫。
「Menu Assaggio -アッサージオ-」の詳細と実食レポート
今回、我々中山夫婦は、エノテカノリーオのコースメニューを実食してきました。
食べたのは、旬の食材を使った、全5品のランチコース「Menu Assaggio -アッサージオ-」。
税込で4,400円というお手頃価格のコースメニューの味やボリュームはどうだったのか、以下で詳しくレポートします。
~ Antipasto 前菜 Appetizer ~三夏前菜盛り合わせ
夏の前菜は以下の通りでした。
店内がガヤガヤしていたのと、店員さんの説明の声のボリュームが小さかったのとで、上手く聞き取れませんでしたが、出てきたメニューを紹介します。
- 合鴨を使用した冷菜
- モッツアレラチーズのカプレーゼ
- イカとアサリのカルパッチョ
- サラダ
- トマトのガスパチョ
鴨の肉は、鴨の臭さが抜けていて、さっぱりとした美味しさです。
カプレーゼは甘味の強いトマトに、ミルクの風味豊かなモッツァレラチーズが合わせられています。
イカとアサリのカルパッチョはオリーブオイルの香りがよいのでさっぱり食べられます。
トマトのガスパチョ(スープ)はトマトと香味野菜が合わせられた濃厚な味わい。
カプレーゼはトマトとチーズとの味のコントラストが楽しい一品。
ガスパチョは、鼻に抜ける香りがガツンとしていて食欲をそそります。
~ Primi Piatti パスタ Pasta ~
パスタは下記の2種類から選べます。
- ショートパスタ 【カサレッチェ】 目梶木とオリーブ、セミドライトマトのオイルソース
- スパゲッティ 大分県産 豊美牛とたくさんの玉葱で煮込んだソース
ちょうど夫婦2人で来ていたので、れいはスパゲッティを、ゆうはショートパスタを選びました。
スパゲッティは、じっくりと煮込まれた牛肉とたくさんの玉葱が絶妙に絡み合い、ソースはスパゲッティにしっかりと染み渡るほど。
豊美牛の持つ自然な甘さと旨味が口の中で広がり、濃厚な風味が食欲をそそります。
牛肉がしっかり入っているので、食べ応え抜群。
このままパスタ1人前食べたいくらいです。
ショートパスタに和えられているメカジキはふっくら。
オリーブも香りがしっかりとしています。
セミドライトマトも、水分を含んでいて、ドライではないかのようです。
メカジキの旨味が溶け出したオリーブオイルがショートパスタの溝によく絡んで美味しかったです。
~ Secondi Piatti 魚・肉料理 Fish&Meats ~
魚料理と肉料理は、以下の3種類から選べます。
- 白身魚のポワレ シチリア産 オレガノとアンチョビ、大蒜のトマトソース
- 岩手県産 岩中豚肩ロースの炭火焼 レーズン、松の実とケッパーの食べるソース
- 大分県産 豊美牛フィレ肉とサーロイン炭火焼の食べ比べ(50g+50g) (+2,500円)
れいは魚、ゆうは豚肉を選びました。
今日の白身魚は真鯛。
真鯛のポワレは香ばしく焼き上げられた皮はカリカリとした食感を生み、口に運ぶとふっくらとした身がほろりと崩れます。
身は切るときからほろりと崩れるほど繊細です。
また、鮮やかなトマトソースは、オレガノとアンチョビの風味が絶妙に調和し、魚の旨味を引き立てています。
ソースの残りはフォカッチャに付けたいほど、濃厚で美味しかったです!
豚肉は脂がのっていて、どっしりとした味わい。
噛めば噛むほど旨味と脂がでてきます。
レーズン、松の実とケッパーのソースは一体どういうものなのかと思いましたが、豚の旨味を上手く使った、食べ応えのあるソースでした。
奥の葉物野菜には塩が振ってあり、サイドのパプリカやズッキーニは素材の味を活かしてソテーされていて、そのまま食べても十分美味しかったです。
レーズンの甘味がソテーした豚肉にこんなに合うとは……
~ Dolce e Caffe デザート&カフェ Dessert&Coffee ~
今回のパティシェが選んだ涼しいデザートは、セミフレッドでした。
イタリアのスイーツで、アイスクリームに似ています。
パイナップルソースと、凍らせたパイナップルと合わせてさっぱりと食べられました。
正直、あまり味を感じられませんでした。
繊細なスイーツなのかな?
麦茶がメニューにあるのを珍しく感じて、ゆうは麦茶を頼みました。
香りも味も普通の麦茶で、良くも悪くも期待通り。
メニューに麦茶って珍しい!
夏だからかな?
東京ステーションホテルらしさは物足りない
エノテカノリーオは、東京ステーションホテル直営ではなく、東京ステーションホテル内にテナントとして入っているレストランです。
地下で景色が楽しめないこともあり、東京ステーションホテルらしさを感じたい人には少し物足りないかもしれません。
サービスの質や、景色も含めて東京ステーションホテルで食事を楽しんでいるという実感がほしい、という人にはカメリアやブラン・ルージュの方がおすすめです。
あくまで、東京ステーションホテルに間借りしているイタリアン、と割り切るのがいいと思います。
東京ステーションホテルのレストランをどこか利用してみたい!という方なら、同じ価格帯で食べられるカメリアがおすすめです。
まとめ
今回は、東京ステーションホテルの中のイタリアンレストラン「エノテカノリーオ」を紹介しました。
東京ステーションホテルの中でお手頃な価格でランチを食べられるので、丸の内で手軽にランチを食べたい人におすすめです。
公式サイトからも予約できますが、中山夫婦はいつも
ぜひ、「エノテカノリーオ」でおしゃれなイタリアンをご賞味ください!
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