2025年11月に開業110周年を迎える東京ステーションホテル。
その歴史あるホテルのバーの一つが「カメリア」です。
東京ステーションホテルの中に入っているレストランやバーの中で、お手頃な価格で料理やお酒を提供していることで人気を確立しています。
そんなバー「カメリア」に2025年4月から新メニューが登場!
その名も「ローストビーフ マニア」。
名前の通り、ローストビーフを存分に味わえるコースです。
今回はこれまで東京ステーションホテルに10回以上宿泊してきた中山夫婦が、「ローストビーフ マニア」を早速食べてきたレビューをお届けします。
丸の内エリアでおしゃれな食事を楽しみたいけど、がっつりお肉も食べたい、そんな欲張りな願いをしっかりと叶えてくれるメニューでした。
ぜひ最後まで読んで、カメリアで贅沢肉メニューを楽しんでください。
「バー&カフェ カメリア」について
カメリアまでのアクセス
東京駅丸の内南口改札を出て、すぐ左手に見える「宴会&レストラン エントランス」から入ります。

南エレベーターで2Fへ上がるとすぐカメリアの看板を見ることができます。


エレベーターは、改札を出てすぐ左手にあるので見逃さないようにしてください。
カメリアの営業時間
ランチの営業時間が11:30〜16:00 (15:00 L.O.)、ディナーの営業時間が17:00~23:00 (22:30 L.O.)です。
営業時間が長いので、バーとしての利用だけでなくアフタヌーンティーや食事など、幅広いニーズに対応できます。
カメリアのランチなら伝統のビーフシチューが楽しめるセットメニューがおすすめ。


ディナーではお酒やドリンクをたくさん楽しめる飲み放題のプランもあります。
ドレスコードと雰囲気
東京ステーションホテルの中のレストランには、ドレスコードを設けているところがあります。
カメリアはドレスコードを設けていません。
しかし、どのような服装で利用したらいいのかは気になるところですよね。
結論からいうと、お客さんの服装は様々。
スーツの人もいれば、着物の方もいれば、比較的ラフなチノパンにTシャツの人も。
ただ、東京ステーションホテルの中にある、落ち着いたバーなので、ダメージジーンズやビーチサンダル、過度に露出の多い服装は避けた方がよいでしょう。



いわゆる「きれいめ」な服装でおしゃれをしている人が多かった印象です。


「ローストビーフ マニア」について
「ローストビーフ マニア」の提供時間
ランチは11:30~16:00(15:00 L.O.)、ディナーは17:00~22:00 (20:00 L.O.)です。



全日開催で、除外日がないのがありがたい!
「ローストビーフ マニア」の価格
公式ホームページからのオンライン予約限定プランと電話で予約するプランで価格が違うので注意が必要です。
オンライン予約限定プランは、
- コース料理+ワンドリンク付き 11,300円(通常価格12,700円)
- コース料理+フリーフロー付き 14,000円(通常価格14,800円)
電話での予約プランは、
- コース料理 11,300円
上記の価格は消費税・サービス料込です。
オンライン予約だとちょっと安く予約できるので、オンラインでの予約がおすすめ!
一休だとポイントもついて、さらにお得に!



私たちも今回、
「ローストビーフ マニア」は予約も可能
カメリアは、単品の喫茶、席のみの予約は受け付けていません。
しかし、「ローストビーフ マニア」はコースなので、オンラインまたは電話で予約が可能です。
休日は早い段階で予約が埋まってしまっていることもあるので、日程が決まったら早めに予約をしておくことをおすすめします。
席の利用は入店から2時間。
空いている時間だと、2時間ゆったりと過ごせます。
ランチの部は11:30、ディナーの部は17:00、ともに一番早い時間が比較的空いています。
予約なしでカメリアを利用したことがありますが、17:00~は予約なしでもスムーズに入店できて、ゆったりと食事を楽しむことができました。


今回利用したのは5月5日、こどもの日。
一番早い11:30~は、平日と比べたら混んでいたものの、比較的空いていました。
予約なしで入店しようとしていた人は、席が空いている時間をその場で予約、改めて来店、という形をお願いされていました。
利用したい日程が決まったら早めに予約しておくのが吉だと痛感。
席はカウンターかパサージュ席か予約する時に選べます。
人数に応じて選ぶと良いでしょう。



カウンターはバーの雰囲気を味わえ、パサージュ席は明るくて開放的。
どちらも素敵ですが、選びたい人はやはり早めに予約するようにしましょう。
「ローストビーフ マニア」メニューの詳細と実食レポート
では、ここから、実際に中山夫婦が「ローストビーフ マニア」を楽しんだ様子を解説します。
3種の一口前菜取り合わせ〈コッパ、東京野菜のピクルス、ロルティーニ&プチトマト〉


コッパは、豚の肩ロースを使ったイタリアが発祥の生ハム。
風味が豊かで、噛みごたえもあります。
ロルティーニはモッツァレラチーズで生ハムを巻いたものです。
バジルの風味も効いていて、プチトマトとの相性抜群でした。
プチトマトは甘味と酸味がちょうどよくて本当に美味しいです。
東京野菜のピクルスはやさしい酸味なのでお酢が苦手な人でも食べられます。
四隅に添えられている香草は爽やかな香りが鼻に抜けて、コッパやロルティーニの旨味を引き出しています。



コッパもロルティーニもしっとりしています。
生臭くなくて、塩気が前菜としてちょうどいいです。
スモークサーモンとポテト、ケッパー、オニオンルージュのサラダ


スモークサーモンは程よく香りがついていて、柔らかくふっくら。
ポテトサラダは芋の甘さを活かしつつ、ハーブのようなものが混ぜ込んであるので、くどくなく飽きずに食べられます。
オニオンはきちんと辛味抜きがされていて、サラダに爽やかさを添えています。
ドレッシングはほぼなし。
みずみずしい野菜本来の美味しさを感じることができますが、東京ステーションホテル特製のぶどうのドレッシングが恋しいと思ってしまう部分も。
ポテトサラダと合わせて食べるのがおすすめ。
サーモンの上にのっているのはマヨネーズとサフランを合わせたソース。
彩りもきれいです。



サラダに散らしてある小さくて赤いトマト、フルーティーな味で甘くて美味しかったです。
海老と甲烏賊のプロヴァンサル


軽く焼かれた甲烏賊、海老は柔らかくぷりぷり。
細かく刻んだ人参や玉ねぎなどの野菜とオリーブオイル、お酢を合わせた温かいソースが美味しさにさらに華を添えています。
縁取りに使われているバルサミコ酢もやさしいぶどうの甘みを感じることができます。
酸味が苦手な方にもやさしい味付けだと感じました。



野菜のソースが予想以上に美味しくてびっくりしました。
温かいソースなのも野菜の旨味が引き立てられているように感じました。
黒毛和牛サーロインのローストビーフ ポムフリット&温野菜添え ジュドジャポネーズ レフォール添え


メインディッシュのローストビーフ。
お肉はカートに載って運ばれてきて、シェフが目の前で切ってくれます。


しっかりと分厚く切られたお肉は迫力満点。
脂もしっかりとのっていて、本当に食べ応え抜群。
メニューの写真に偽りなく、お肉が好きな人も満足のボリューム。
分厚いから切りにくい、噛みにくいかと思いきや、しっとりしたお肉にはスッとナイフが入ります。
適度な歯ごたえで、噛めば噛むほどお肉の旨味がじゅわっと口に広がります。
付け合わせは、甘じょっぱく仕立ててあるソース、西洋わさび、日本のわさび、塩コショウです。




わさびはピリッと辛くて、お肉をさっぱりと食べられるようにしていますが、ちょっと乗せただけでは、わさびの辛さが肉の脂に負けてしまいます。
それだけお肉がジューシーでリッチな味わいなのです。
おすすめの味付けは塩コショウ。
塩味がお肉の味を引き締めてくれるような気がします。
コショウの風味もいいアクセント。
甘じょっぱく仕立ててある特製ソースは、確かに美味しいのですが、お肉のパンチ力の前では負けてしまっていました。
あまり印象にも残らない、良くも悪くも「普通」のソースでした。
ソテーされた野菜は、素材の美味しさが活かされています。
そのまま何も付けずに野菜だけを食べてもとても美味しいのですが、お肉と合わせて食べるとより美味しいです。
少しきのこが主張しすぎているような気もしました。
お肉には負けてしまっていた特製ソースは野菜と合わせるのが良かったのかもしれません。
ポテトは皮付きのポテトと、皮のないポテトの2種類。
皮付きのポテトはサクサク軽い仕上がり、皮なしのポテトはホクホクと芋らしさを感じる仕上がりでした。
どちらも甲乙付けがたい美味しさです。
お肉に野菜に芋、このメインディッシュ一皿だけでもお腹いっぱいになるほどのボリューム。



この「ローストビーフ マニア」を食べる日はお腹をしっかりと空かせていくことが大事です。
フルーツタルトと本日のアイスクリーム


色とりどりのフルーツが乗ったタルトと、ミルクアイスがデザートです。
キウイフルーツが乗っているので、キウイフルーツがアレルギーのゆうのタルトは、いちごのものに変更してくれていました。
フルーツが美味しいのはもちろん、タルトに乗せられているカスタードクリームが濃厚。
バニラビーンズもふんだんに使われていて香りも豊かです。
カメリアは特製プリンも名物メニューの一つに挙げられます。
おそらくそのプリンもこのカスタードと同じような材料で作られているのだと思います。
プリンに負けず劣らずの美味しさでした。



タルト生地もサクサクしていて、全体として本当に美味しかったです。
コーヒーまたは紅茶




デザートには、コーヒーか紅茶を選べます。
温もりのある風合いのカップは、カメリアだけで見られる特別なもの。
2024年から使っているとのことで、カメリアの意匠をデザインした手作りのカップとソーサーです。
東京都江戸川区の作家さんが一点一点手作り。
なのでカップそれぞれが違った表情を持っています。
色は赤、黄、青の3種類。
どの色が来るかはお楽しみです。



アイスコーヒーを頼んだのですが、アイスクリームが付いているので、飲み物はホットの方がおすすめかもしれません。
体が少し冷えてしまいました……。
まとめ
東京ステーションホテルの中のバー「カメリア」で2025年4月から提供されている新メニュー、「ローストビーフ マニア」を紹介しました。
肉厚でしっとりしたローストビーフを存分に味わえる、満足感の高いメニューでした。
他の料理も丁寧に作られていて、コストパフォーマンスも高いと言えるでしょう。
丸の内でちょっと贅沢にお肉をしっかり食べたい人におすすめ!
「ローストビーフ マニア」は早めの予約が吉。
私たち中山夫婦も、いつも一休.comを利用してお得に東京ステーションホテルを楽しんでいます。
ぜひ予約してお得にローストビーフの美味しさに酔いしれてください!
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