100年以上の歴史を持つ東京ステーションホテル。
その顏とも言えるロビーラウンジでは、平日と休日問わずたくさんの人で賑わっています。
予約無しでも入ることができますが、時間帯によっては1時間以上待つことも‥‥。
実は、事前に予約をすることで確実に入店できるだけでなく、お得なコースメニューを選ぶことができます。
東京ステーションホテルのポーターさんに尋ねてわかった混んでいる時間帯と、予約が必要なアフタヌーンティーコースについて、この記事では解説します。
ラウンジに待ち時間なしで入るためには?
東京ステーションホテルのロビーラウンジは、東京駅直結で華やかな雰囲気のお店となっています。
雰囲気やドレスコードなどについては、以下の記事で解説しています。
時間によっては混雑のために入店できず、入口で立ったまま待つことになります。
そこで、ステーションホテルに宿泊した際、東京ステーションホテルのポーターさんに混み合う時間帯を訊いてみました。
平日は15:00前後がピーク
平日の客層としては、スーツ姿のビジネスマンが中心。
名刺交換や握手をしているところを見ると、丸の内に勤める会社員が他のビジネスマンを接待するときに利用しているようです。
ビジネスマンが入れ代わり立ち代わり朝から夕方まで利用しているのに加え、14時頃になると東京周辺にお出かけしている人たちがティータイムにやってきます。
そのため、15時頃が混雑のピークであり、実際に入口に行列ができていることが多いです。
17時からのディナーも予約していないと並ぶことになります。
休日は午前中がおすすめ
ビジネスマンがいない日なら‥‥と思いますが、休日はもっと混み合います。
東京ステーションホテル公式サイトにも、以下のように記載されています。
現在、土日祝の11時、13時が大変混雑するため、ご利用時間の分散のご協力をお願いいたします。
東京ステーションホテル ロビーラウンジより
ホテルのポーターさんにも訊いたところ、
休日は昼頃からずっと混んでいます。
とのこと。
宿泊した際に朝のラウンジを覗きましたが、非常に空いていました。
しかし、11時頃になると並ぶほどではなかったものの、大変混み合っていたため、12時台に入ろうとすると待つことになるでしょう。
そのため、休日に待ち時間なしで入るためには、朝から11時の間に行くことをおすすめします。
一番確実なのは事前予約
平日も休日も賑わうロビーラウンジですが、予約をしておけば待ち時間なしで入店することができます。
しかし、注意点がいくつかあります。
それは、
- 席のみの予約はできない。
- レギュラーメニューの予約はできない。
ということです。
つまり、期間限定のメニューであれば予約ができ、待つことなく入店することができます。
予約ができるメニューというのは、以下の通り。
- 朝食メニュー
- アフタヌーンティーなどの数量限定メニュー
コーヒーや紅茶だけを飲みたい、手頃な価格のレギュラーメニューを楽しみたいといった方は、空いている時間を狙って入店するしかありませんが、上記のメニューで好みに合った物があれば予約するのが得策でしょう。
朝食メニューとディナーメニューは、ボリュームの割にお得な価格となっています。
予約は
\2日前までキャンセル料無料!/
おかわり自由なアフタヌーンティーコースがおすすめ
今回、我々が
Twilight High Tea
ディナーメニューと言っても、食べ始めは16:00~18:00のアフタヌーンティーコースでした。
税込6480円で以下のコースメニューとなっています。
これらのメニューが、ケーキスタンドのようなもので運ばれてきます。
一皿ずつ写真と共に、お料理について解説していきます。
グラスマルゼルブスパークリングとロンデル
1品目はティーソーダと焼菓子(ロンデル)。
グラスマルゼルブスパークリングは桃系のフレーバーで甘いティーソーダです。
ウェルカムドリンクらしく炭酸が華やかに口の中で弾けます。
ロンデルは東京ステーションホテルオリジナルの焼菓子。
黒糖を使用しているため、コクと深みのある味わいです。
さりげなく入っているナッツと相性抜群!
食後まで炭酸がシュワシュワと弾けていました!
彩りトマトとプチモッツアレラのカプレーゼ
3色のプチトマトと一口サイズのモッツァレラチーズを合わせたカプレーゼ。
これがセイボリーのオープニングを飾ってくれました。
赤、黄、緑のプチトマトはどれもみずみずしくて甘いので、バジルのペーストとよく合っていました。
やはりモッツアレラチーズとトマトは黄金の組み合わせ!!
同時に食べることをおススメします。
セイボリー その1
メニュー表に書かれているセイボリーアソートメントの中のいくつかは、1つのお皿に盛られています。
1皿目に載っていたのは、
- スモークサーモン レモンケッパー添え
- 帆立貝のマリネ マスタード風味
- 本日のサンドウィッチ(卵とキュウリとトマト、ツナ&チーズ)
- 小海老と卵のタルティーヌ
サーモンと海老の赤と、野菜の緑のコントラストが鮮やか!
スモークサーモンは小さく折りたたまれていますが肉厚で、一口に頬張ると口の中いっぱいにサーモンが広がります。
サーモンの脂がほどよくのっていて、反対にレモンとケッパーがさっぱりしているので、口の中が脂っこくなりません。
帆立貝のマリネはプリプリとした大粒の帆立貝にあっさりとした味わいのソースが合わせられています。
帆立貝の持つ甘味とあっさりした味のソースが上手にマッチしているように感じました。
ちなみに、ゆうはネギが食べられないので、帆立貝のマリネは、ネギの入ったソースではなく、オリーブオイルと塩に変更してもらいました。
東京ステーションホテルのホスピタリティを感じます。
マスタードソースは辛くないものの、マスタードの持つ酸味が全体を引き締めて帆立貝の甘味が引き立っています。
サンドウィッチとタルティーヌも卵ペーストの味付けが優しく、野菜や海老の味や食感を生かしていました。
パン1枚とってみても、素材に妥協がありません。
セイボリー その2
2皿目に載っていたのは
- パテ・ド・カンパーニュ コルニッション添え
- 鶏肉の唐揚げ スパイス風味
このお皿がコースのメインディッシュと言ってもいいくらいのボリュームと存在感。
そして唐揚げとスパイスがとても懐かしい庶民的な香りなので、東京ステーションホテルという一流ホテルにいることを忘れそうになるほどでした。
唐揚げは油にこだわっているのか、衣が軽くサクサクと仕上がり、くどくないのが特長。
スパイスの香りが食欲を加速させます。
パテドカンパーニュは、レバーをミンチにして形を整えてから焼き上げる料理。
そこに、コルニッションというウリ科の野菜を添えています。
レバー特有の臭みがなく、さっぱりとした野菜と合う一品です。
セイボリー その3
セイボリーのトリを務めたのは、「ローストビーフ プチサラダ添え」です。
ローストビーフにはソースがかけられていませんでしたが、下味がしっかりしているのか、お肉の持ち味なのか、十分美味しく食べられます。
ローストビーフにありがちなパサパサ感がなく、脂がしっとりしているので風味も豊かです。
食感も柔らかで、本当にいいお肉を食べているな、と感じます。
サラダのドレッシングはバルサミコ酢ベースのフレンチドレッシング。
酢が強すぎないため、酸味が苦手な人でも食べやすくなっています。
スイーツ
スイーツはそれぞれの器に盛られていました。
今回のスイーツはこちら。
- ショートケーキ
- 本日のムース(ホワイトショコラのムースにキャラメルとベリーソースを添えたもの)
- 本日のデザート(ガトーショコラ)
ムースは、ベリーソースがホワイトショコラのムースと安定感のある美味しさを織りなしていました。
ガトーショコラは全体がしっかりとガトーショコラの本来の生地。
スポンジ生地で底上げされていないところが嬉しいポイントです。
チョコとナッツは定番の組み合わせ。
クルミもアーモンドもクセがなく、ガトーショコラのしっとりとした生地と甘さを引き立てます。
ダークベリーとブルーベリーの甘酸っぱさも、チョコの甘さに貢献しています。
が、やはり中山夫婦がおススメするスイーツは……
ショートケーキ
ふわっと軽いのにしっとりとしたスポンジケーキ、甘さと酸味にこだわり中にもたっぷりのイチゴ、そして甘いはずなのにさっぱりとした生クリーム、全てが合わさった総合芸術でした。
生乳本来の甘さを活かした控えめな生クリームは、口に入るとミルクの甘さを一瞬感じさせてサッと溶けます。
要所で仕事をしつつ、一瞬で消えてスポンジとイチゴの美味しさを引き出す、まるで忍者でした。
朝食ビュッフェでも毎回食べているショートケーキ。
結婚式の時から虜になっています。
おかわり自由なドリンク14種
アフタヌーンティーコースにふさわしく、ティー12種、コーヒー、カフェオレの計14種ものドリンクから選べます。
ルイボスティーもあるので、カフェインを控えたい方も楽しめる魅力的なラインナップ。
今回中山夫婦が選んだのは、次の2種類です。
れい:タイムレス エレガンス
ゆう:エバーラスティングストーリー
どちらも東京ステーションホテルオリジナルのフレーバードティーです。
タイムレスエレガンスは、緑茶風の紅茶。
さくらの香りと茶葉の香りが融合し、のどかな春を感じられるお茶となっています。
ガトーショコラではショコラとナッツ、紅茶ではショコラと柑橘の組み合わせを楽しみました。
ショコラとナッツは芳醇でどっしりした味わい、ショコラと柑橘は苦みを上手く使った爽やかな味わいとなり、対比を美味しく楽しめました。
紅茶はティーポットに2杯半入っているので、一つの味をゆっくりと楽しめます。
しかも、このコースはドリンクの変更・おかわりが自由!
通常であれば、ワンドリンクの注文が1500円ほどかかるので、大変お得な内容となっています。
と言いつつ、2回の注文(約5杯分)が限度かな?
トイレが若干遠いのが難点‥‥。
まとめ
要予約、2時間制ではありますが、ボリュームのあるアフタヌーンティーコースを楽しめるロビーラウンジ。
早めの夕ご飯として利用するのがオススメです。
ロビーラウンジを利用するには予約が吉
ぜひ事前予約を上手に使って充実のひとときを過ごしてください!
公式からの予約よりもおススメです!!
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