2025年に開業110周年を迎える東京ステーションホテル。
長きにわたり築かれてきた伝統と信頼により、今では日本を代表する老舗高級ホテルです。
東京ステーションホテルは、朝食にも力を入れていて、宿泊客の楽しみの一つになっているものの、1泊5万円以上が相場。
しかし、朝食だけであれば、5000円以下で高級ホテルの料理が楽しめます!。
この記事では、東京ステーションホテルに泊まるのはハードルが高いけど、美味しい朝食を食べたいあなたにおすすめの方法を紹介!
ロビーラウンジで提供されている、朝食プラン「ムニュ ナチュール」について実食レポートも交えながら解説します。
東京ステーションホテルに10回以上宿泊、ホテル内施設の利用も合わせると15回を超える、東京ステーションホテルマニアの中山夫婦が解説しますので、ぜひ最後まで読んでください!
プチ贅沢におすすめですよ!
ロビーラウンジで食べられる朝食「ムニュ ナチュール」
東京ステーションホテルに宿泊せずに朝食のみ食べたい人は、ロビーラウンジで提供されている「ムニュ ナチュール」を食べられます。
東京ステーションホテル4階のアトリウムで提供されるブッフェは、2025年2月現在、宿泊者限定なので注意が必要です。

ロビーラウンジへのアクセス
ロビーラウンジへは、東京ステーションホテルの正面入り口を入って、右奥へ進む通路に沿って歩くと到着です。

館内の案内図はこちら。


正面入り口から入って進むと、すぐにロビーラウンジが右手に見えるので分かりやすいです。詳しい行き方は下の記事で。写真付きで解説しています。


「ムニュ ナチュール」の値段
気になる値段は、本日のスープ付きで4,700円。
消費税、サービス料込みの値段です。



宿泊者にのみ提供されるアトリウムでの朝食は、5,700円ということを考えると、お手頃な値段です。
提供時間
提供時間は、8:00~。
ラストオーダーは10:00です。



8時10分時点でお客さんは10組ほどいました。
ほとんどのテーブルで「ムニュ ナチュール」が提供されていて、人気ぶりにびっくり。



2025年2月に利用したときは9:30~でした。
そのときのお客さんは5組ほど。
10:00を過ぎると、「ムニュ ナチュール」を食べる人以外のお客さんも増えてザワザワしていました。
ドレスコード
東京ステーションホテルの中には、ドレスコードを設けているレストランもありますが、ロビーラウンジではドレスコードは特にありません。
お客さんの服装はスーツからジーンズまでさまざまですが、高級感あふれるホテルなので、服装に迷っている人は穴の空いたダメージジーンズやビーチサンダルなどの過度にカジュアルな服装は避けておいた方が無難です。



周りを見ても、ある程度よそゆきの格好の人が多かった印象です。
「ムニュ ナチュール」は予約が必要
公式サイトや予約サイト
もともと提供数が少なく、人気のプランでもあるので早めの予約がおすすめです。



予約なしの場合は「ムニュ ナチュール」以外のメニューもオーダーできますが、「ムニュ ナチュール」を食べたければ早めに予約をしましょう。
\2日前までキャンセル料無料!/
「ムニュ ナチュール」のメニュー&実食レポート
実際に「ムニュ ナチュール」を予約し、美味しく食べてきたので、メニューの詳細と感想を紹介します。
食べてきたメニューはこちら。


一つ一つ紹介します。
ヨーグルト、フルーツ取り合わせ、東京牛乳、オレンジジュース




ヨーグルト
添えてあるベリーソースが甘酸っぱくてとても美味しいです。
ソースがなくてもヨーグルトに牛乳本来のコクがあり、濃厚で優しい味わいを楽しめます。
混ぜるとヨーグルトのさわやかな酸味を引き立ててくれ、さっぱりと食べられるので、朝にぴったり。



ベリーソースが美味しいので、もう少し多めにのせてくれたらいいのに、とも思います。
ベリーソースにはキウイフルーツが使われているそうで、キウイフルーツがアレルギーのゆうには、蜂蜜に差し替えてくれていました。



安心して食事を楽しむことができました。
蜂蜜は芳醇な香りと甘さで、贅沢な味でした。
フルーツ取り合わせ
どれもはじけるようにみずみずしく甘いのが特徴。
形も揃っているので、見た目も美しいです。
ピンクグレープフルーツ、オレンジ、キウイフルーツ、パイナップル、メロンというラインナップでした。
甘さと酸味がある果物なので、食べる順番に気を付けるとさらに美味しく食べられます。



メロンが一番美味しかった!
旬にはまだ早いのに……すごい!
東京牛乳、オレンジジュース
東京牛乳はフレッシュな甘みとコク。
普段宿泊してアトリウムで朝食を食べる時には、わざわざ飲もうとしなかったのですが、美味しさに認識が改められました。
オレンジジュースはフレッシュな味わいで、シャキッと目が覚める味。
果汁がしっかりと搾られている感じがします。



今度宿泊した時には、朝ご飯に牛乳を飲もう!


本日のスープ


本日のスープは、ごぼうとマッシュルームのスープでした。
ごぼうの香りが、スプーンを近づけただけで鼻に広がります。
口にいれると、ごぼうマッシュルームの味がガツンと味覚を刺激しますが、クリーミーで、大地の恵みを感じました。



ごぼう独特の香りがいい方向に引き立てられていました。
オードヴル取り合わせ


オードヴル取り合わせの内容は、
- フレッシュサラダ
- スモークサーモン
- 小海老のマリネ
- パテ・ド・カンパーニュ
- 生ハム
- トマト&モッツァレラチーズのカプレーゼ
- 野菜のピクルス
でした。
フレッシュサラダ


ぶどうの甘みと酸味を活かしたドレッシングが、東京ステーションホテルならではの味で美味しいです。
野菜はシャキシャキパリパリで新鮮さが伝わってきます。
スライスされたオニオンも入っていて、さっぱりとさせてくれます。
ただ、そこそこ量が入っているので、苦手な方は事前に申告しておくとよいでしょう。



ぶどうのドレッシング、最初はびっくりしたけれど、この美味しさにハマってしまいました!
スモークサーモン


脂が程よくのったサーモンが香りよくスモークされている一品。
燻製されたサーモンにありがちな過剰な臭さがなく、美味しく食べられました。
下には野菜のマリネが。
サーモンの脂とマリネの酸味がちょうどよいです。



スモークサーモン、東京ステーションホテルのものが一番美味しく感じます。
小海老のマリネ


エビは「これが小エビ?」と疑問に思うような十分な大きさでプリプリ。
酸味があまりないマリネなので、酸味が苦手でマリネを敬遠している人にも優しい味でした。
ポテトサラダも、ジャガイモの風味を活かし、マリネの味を引き立ててくれる素朴な味で何だか心があたたかくなりそう。



このエビのサイズで「小エビ」なのが驚き!
パテ・ド・カンパーニュ


しっかりとハーブや香辛料が効いたお肉のパテが食欲を刺激する一品。
添えてあるマスタードとピクルスの酸味が、お肉の脂っぽさをさっぱりと消してくれます。



味付けが濃いので、パンとの相性がばっちりです。
生ハム


どっしりと脂がのった生ハムは食べ応え抜群。
オリーブと中に隠れたキャベツのマリネの酸味がいいアクセントになっています。
アーモンドが食感にメリハリをつけてくれました。



薄いのですが、大きな生ハムなので、食べ応えがあります。
トマト&モッツァレラチーズのカプレーゼ


3色のトマトは彩り豊かで、目から楽しませてくれます。
モッツァレラチーズは控えめながらも、チーズ特有のコクと酸味が感じられて、チーズ好きな人も納得の美味しさ。
バジルソースの香りも食欲をそそります。



実はチーズをあまり好んでは食べないのですが、ここのモッツァレラチーズはしつこくないので好きです。
野菜のピクルス


サーモンや生ハムの脂を口から消してくれる、さっぱりとしたピクルスです。
ピクルスなのに、酸味が強すぎず優しい味です。
野菜のシャキシャキとした食感も残っていて、サーモンや生ハムの合間に美味しく食べられました。



ピクルスには日頃苦手意識があるのですが、東京ステーションホテルのピクルスは酸味が優しいので美味しく食べられます。
パン3種類


バケットはシンプルな味で、オードブルを邪魔しないオーソドックスな味。
ミルクのパンは、焼き色がきれいなのはもちろん、バターとミルクの香りが鼻に抜けてとても贅沢な味わいなのでぜひ食べていただきたいです。
クロワッサンはバターがしっかりと使われていて風味が豊かなのが特徴。



パン3種類、それぞれ違った味わいなので、最初の一口は何も付けないで味わうのがおすすめ。


添えてあるバターはやわらかく、口の中で溶けてしまうほど。
特にバケットとの相性は抜群。
ブルーベリーをベースとしたソースは甘くて美味しかったです。
甘いのに、パンがもつ風味を邪魔しないところが嬉しいポイント。



ジャムだけを味わっても美味しいのは、果実をふんだんに使っている証拠。
プチスイーツ


プチとは思えないボリューム。
今回はダークチェリーとチョコレートのケーキでした。
寒い冬にふさわしい、こっくりとした味わいのチョコレートケーキです。
ケーキのてっぺんにも、中のクリームの層にもダークチェリーが入っていて、たまに酸味がアクセントになりました。



チョコレートがしっかりとした味なのに、最後まで飽きずに美味しく食べられたのはさすが東京ステーションホテル、というところ。
コーヒーまたは紅茶


コーヒー、または紅茶が選べます。
他にも、ルイボスティーをはじめとしたハーブティーも選べました。
れいはコーヒー、ゆうはアールグレイをチョイス。
コーヒーにはクリームを付けることができますが、結構甘いので入れすぎには注意。


オリジナルブレンドのコーヒーは酸味があり、さっぱりとした味。
アールグレイは柑橘の香りが紅茶の香りを引き立てていて美味しかったです。



クリーム、少し入れ過ぎてしまって、甘かった……。
少量入れるだけでも美味しくいただけます。
紅茶はティーポットで、コーヒーはおかわりのオーダーでそれぞれ2杯飲めるようになっています。
お腹がタプタプになるくらい、しっかりとした分量でいただけて大満足のコースでした。
きめ細やかなホスピタリティー
ロビーラウンジでもきめ細やかなホスピタリティーは健在でした。
アレルギーの確認、代替の果物
アレルギーについては、予約する時に、アレルギーの食べ物を入力するフォームがあるので安心。
当日、席に通されたときにも、アレルギー食材と苦手な食材の確認をしてくれます。
ゆうはキウイフルーツがアレルギーで食べられないため、ヨーグルトのソースとフルーツ取り合わせに変更が。
ソースは蜂蜜に、そして、フルーツ取り合わせからはキウイフルーツが除かれていました。



アレルギーの対応をしてくれるだけでも本当にありがたいのに、代わりに食べられそうなものを提供してくれる心遣いに感動しました。
写真をお願いした時の心遣い
オードヴル取り合わせが提供されたタイミングで、記念に2人での撮影をお願いしました。
その時、邪魔にならないようにカップなどを移動させるのはもちろん、ゆう側に向いていたティーコジーの正面をカメラ側にわざわざ向けてくれました。
記念撮影ということもあり、東京ステーションホテルのロゴが刺繍されたティーコジーの正面をカメラに写るようにしてくれたのは嬉しかったです。



記念撮影への気配りも、ソファーやクッションの毛並みを整える心遣いも本当に細かいところまで徹底されていました。
ゆったりとした人員配置で声を掛けやすい
お客さんの数に対して、スタッフの人数が適正なので、何かお願いする時にも声を掛けやすいです。
スタッフの人もあれこれ作業を掛け持ちしなくていいので、迅速な対応が可能。
席でのお会計なので、声が掛けやすく迅速に対応してくれるのは安心感があります。



れいのコーヒーのお代わりも、お会計も、とにかくスムーズでした。
まとめ
今回は、東京ステーションホテルに宿泊しなくても朝食を食べられるプランをご紹介しました。
明るく開放的なロビーラウンジで食べられる朝食メニュー「ムニュ ナチュール」は、東京ステーションホテルの雰囲気を少しでも知りたいという人におすすめです。
「ムニュ ナチュール」を楽しむには予約が必要。
公式サイトからでも予約できますが、
ぜひ東京ステーションホテル自慢の美味しい朝食を食べて、充実した1日をスタートさせてください。
予約はここからが便利です!
\2日前までキャンセル料無料!/
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