100年以上の歴史を誇る東京ステーションホテル。
その中でも2階建ての高級客室「メゾネットツイン」は、どんなお部屋なのでしょうか?
これまで東京ステーションホテルに10回以上宿泊している中山夫婦が、メゾネットツインに実際に泊まった様子を細かく記事にしました。
同時に、プランに含まれていたアトリウムというラウンジでの朝食についても解説!
この記事を読むことで、東京ステーションホテルのメゾネットツインの快適さや、お得な朝食付きプランについて知ることができます。
1泊10万以上の高級部屋タイプ
2階建ての客室であるメゾネットタイプ。
お部屋は素泊まりでなんと1泊 132,000円。
自費で泊まるのはハードルが非常に高く、普段はプロポーズをした現場「ドームサイド」などに宿泊しています。
しかし、どんな部屋タイプなのかが気になっていたため、大金をはたいて宿泊してきました!

メゾネットのお部屋の内装と設備
そもそも「メゾネット」とは、フランス語で「小さな家」を意味する言葉です。
東京ステーションホテルのメゾネットタイプのお部屋は、その言葉をまさに体現するつくりとなっていました。
2階建てのお部屋
天井高の1階部分から、階段を21段上がった先に2階があります。

1階部分にはリビングとバスルームがあり、2階部分はベッドスペースになっていて、どこでもくつろぐことができます。
また、大きな窓や天窓もあって、全体的に明るく開放感があります。

そして、それらのカーテンやシェードは電動!
1階リビングや2階の枕元にあるスイッチで自由に開け閉めすることができるのです。
洗面所は広くメイクもしやすい
洗面台もとても広々としています。

ボディタオルやカミソリなどのアメニティもしっかりと配置され、大きな鏡だけでなく、お化粧用の拡大鏡もあります。
コスメを広げてゆったり快適にお化粧や身支度することが可能です。
その中でも驚きなのが、シャンプー類が全てBVLGARI(ブルガリ)であること。

- シャンプー
- リンス
- ボディソープ
- ボディミルク
- ハンドクリーム
- リップクリーム
- シェイビングクリーム
- 石鹸
の8点セットです。

楽天で調べてみたら、6000円くらいしました。
高級感があり、いい香りがします。
ちなみに、メゾネット以上のランクのお部屋ではない場合には、東京ステーションホテル限定のシャンプー類が使えます。
切符型のシールがオシャレです。


ゆったりしたバスタブで疲れが取れるバスルーム
洗面所の右手にあるのがバスルームです。


バスタブが広くて明るく、洗い場もしっかりとスペースがとられていて、極楽な空間で疲れを癒せます。
バスルームにも、ブルガリのシャンプー、リンス、ボディソープが置いてありました。



ゆったりと足を伸ばせるバスタブです。
ちなみに、シャワーはハンドシャワー(ホースで繋がっているタイプ)と、オーバーヘッドシャワー(頭上に固定されているタイプ)の2種が使えます。
気遣いが現れるトイレ
ビックリしたのはお手洗い。
1階の洗面所の左手だけでなく、2階の奥にもあります。
同じ客室内にトイレが2か所あるホテルってなかなか無いのではないでしょうか?


さらに驚くべきはトイレットペーパー。
お掃除済みの証として、ペーパーの先端が三角に折られていたのですが、そこに「TSH」(Tokyo Station Hotel)のエンボスが!!


パッと見えないところにも細やかな工夫や、ゲストを喜ばせようとしてくれる心遣いが行き届いています。
シングルサイズのベッドも広々
今回は「メゾネットツイン」なので、ベッドは2台。
シングルサイズってこんなに広いの?と思えるくらいの広々ベッド。


ポール状のクッションが、2つの枕に加えてセットされています。



抱き枕で使い方は合っていたかな?
そして、毛布があらかじめ置かれていました。
きっと秋が深まり朝晩の気温が低いことを考慮して、用意してくれたのでしょう。



おもてなしで身も心もあたたまります。
ドリンクが充実しているミニバー
1階のリビングと洗面所の間にある扉を開けると、ミニバーが出現。


電気ケトルやお茶パックはもちろんのこと、ドルチェグストまで置いてあります。
カプセルをセットすることで、挽きたてさながらの美味しいコーヒーをいただくことができます。



ドルチェグストのカプセルは、レギュラーブレンドが4杯とチョコチーノが1杯でした。前はカプチーノがあったのになぁ。
カップやグラスの種類も豊富。
鏡で増殖していますが、2個ずつ用意されています。


冷蔵庫には水とお酒。
ただ、お酒は有料となっていて、飲んだ際にはチェックアウト時に精算が必要です。
お部屋の雰囲気をカスタマイズできるコンポ
初めて部屋に入ったときには、テレビの電源が入っていて、ホテルからのご案内の画面に合わせて心地良い音楽が流れています。
その音楽もジャズやクラシック等いくつか選べるようになってはいますが、自分の好きな曲を聴きたいときにはコンポも使えます。


USBだけでなく、Bluetoothでスマホと接続ができます。
そのため、ワイヤレスで手軽に音楽をかけて、お部屋をカスタマイズできるのです。



メゾネットタイプ以下のお部屋には無いです。
他にも‥‥
部屋が広すぎるため、紹介したい設備は他にもいろいろあります。
- 用意されているスリッパはフカフカ。
- ステッカーやしおり、原稿用紙型のメモなどの記念品が置いてある。
- クローゼットやテレビ、ドレッサーとしても使用できる広い机が1階と2階の両方にある。







ここで1日中ブログを書いていたい。
アトリウムでの朝食
宿泊プランを選ぶ段階で、朝食付きかどうかを選べますが、朝食を付けることをおススメします!
宿泊者限定の朝食がおすすめな理由はこちら!


料金や利用時間
東京ステーションホテルの朝食は、「ロビーラウンジ」か「アトリウム」というレストランでとることができます。
我々は毎回朝食付きプランで宿泊しているため、「アトリウム」一択。
東京駅舎の4階、三角の屋根の部分に位置しています。


朝食のついていないプランだったとしてもオプションで追加することができますが、1人あたり6000円(税込)。
最高の一日を始められるメニューやサービスが揃っているので、朝食付きプランにすることをおススメします。
利用時間は6:30~11:00と幅広いニーズに合わせているのも特徴です。
ちなみに部屋に備え付けのテレビで、朝食会場の混雑状況を確認することができます。
感染症対策下でのビュッフェスタイル
アトリウムでの朝食はビュッフェスタイルですが、昨今の状況を鑑み、大皿から料理を取っていくのではなく、料理が少しずつ蓋つきの小鉢に分けられていて、それらを好きな数だけ取っていく形式となっています。
(2024年12月現在、一部メニューは大皿から取っていくスタイルに変更されています。)
実際、れいが取ってきたメニューはこんな感じ。


写真に写っているメニューは以下の通り。
- 白米
- キノコと小松菜の味噌汁
- 根菜サラダ
- トマトの盛り合わせ
- エビチリ
- ライスボール
- 漬けマグロ
- うな重
ご飯や味噌汁はシェフによそってもらえます。
食べてはいませんが、パンも何種類もあり、和洋ともに充実していました。



メニューが豊富過ぎて、1回では全部制覇できません。
また、デザートも同様です。


ブラウニーとチーズケーキも蓋が閉まった状態で、我々を待っていました。
ちなみに、奥に映っているのは、スムージーです。
シェフがその場で作ってくれる料理も
自由にお料理の小鉢を取っていくだけではなく、シェフにその場で注文して、その場で調理してもらうコーナーもあります。
メニューはオムレツやエッグベネディクトなどの卵料理が多いです。
我々は、オムレツを注文しました。


左はれいが注文した、カニと海苔入りのオムレツ。
右はゆうが注文した、トリュフ塩が添えられたプレーンなオムレツ。
どちらも出来立てでフワトロでした。
アレルギーや苦手な食べ物への配慮
ブラン・ルージュ同様、一流ホテルのレストランでは、スタッフの気遣いが徹底されています。
席に案内されてすぐに、ビュッフェ形式の説明と共にアレルギーや苦手な食べ物を聞いてくれます。
そして、該当する食べ物が入っているメニューを事前にすべて教えてくれるので、安心して料理を楽しむことができます。



キウイフルーツのアレルギーを持っていることを伝えると、スムージーは飲めないことがわかりました。



それぞれの料理の食材を把握しているってことだよね。すごい!
ホテルのサービス
部屋の設備や朝食以外にもありがたいサービスがいくつもありました。
手荷物を部屋まで運んでくれる
どのタイプの客室に泊まったとしても、お部屋まで案内してくれるスタッフさんがいらっしゃいます。
今回は大きな旅行バッグを持っていたのですが、案内してくれるスタッフさんとは別に、ポーターさんが荷物を運んでくれました。
そして、チェックアウト時にもエレベーターへ向かう途中、別のスタッフさんとバッタリ会い、



お持ちします。
とロビーまで運んでくれました。
別のお仕事があったかもしれないのに、時間と力を割いていただきありがとうございます。
感染症対策
一流ホテルは感染症対策までバッチリです。
ロビーには手指消毒と検温があり、部屋の中だけでなく廊下のところどころに空気清浄機が配置されていました。
また、部屋には体温計やマスクケースも。
朝食ビュッフェは、先ほども紹介した通り全部小鉢となっているので、安心して食べられます。
(2024年10月現在、一部メニューは大皿から取っていくスタイルに変更されています。)
朝の新聞配達
朝、部屋の外に出ると、新聞がドアの近くに挟まっています。
チェックインの時に、何種類かの新聞の中から1種類選ぶことができ、それが翌朝部屋に届く仕組みです。
ちなみに、2回目以降の宿泊の時には、選んだ新聞がゲスト情報として登録されているため、



「明日の朝刊は〇〇新聞でよろしいですか?」
というような確認だけで済みます。
アメニティサービス
滞在中は、内線でアメニティのサービスや備品の貸出を受けられます。
男性用化粧品と女性用スキンケアセットが気になり、お願いしてみました。


男性用化粧品は、高級紳士服メーカーでもある Paul Stuart のセット。
ローションと整髪料、ヘアトニックの3つが入っています。



備品の貸出のはずが、なかなかのお値打ち品をいただいちゃいました。
女性用コスメセットは、KOSEの雪肌精。
洗顔石鹸と化粧水、乳液の3つが入っています。
ちなみに、これらのセットは東京ステーションホテルのロゴ入りの紙袋に入れて持ってきてくれました。



中身が丸見えにならない配慮は、女性が1人で泊まる時にも安心ですね。
ちなみに、毎回のように化粧品類をお願いしていたら、いつしか予め部屋に置いてくれるように。
お客様情報がしっかり管理されていると同時に、自分たちの厚かましさに恥ずかしくなりました。
まとめ
東京ステーションホテルの客室のおすすめポイントは以下の3点です。
- 部屋の設備やアメニティが充実していて、高級な生活を体験できる。
- 歴史と伝統が育んできた、ゲストを想う心遣いが嬉しい。
- 朝食ビュッフェで珍しい料理も食べられる。
それに加えて、今回のメゾネットタイプのお部屋では以下の点もおすすめポイントです。
- 2階建てで広々していて、家のようにくつろげる。



値段が高い分、不満な点がありません。すべてが超一流。



私たちにとって、東京ステーションホテルは大切な場所で、いつまでも帰りたい場所になっています。
「初めてだけど泊まってみよう」という方もあたたかく迎えてくれる東京ステーションホテル。
我々夫婦が自信を持っておすすめしますので、是非大切な日の思い出にご利用ください。



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